築50年以上の古家が残る約205.43㎡（約62坪）の土地です。価格は100万円。現状有姿での引き渡しとなります。

まず、現地をご覧いただくと分かるのが、建物の老朽化の進行具合です。外壁には広範囲にサビが広がり、屋根には苔や植物が生え、内部の劣化も進んでいる可能性があります。再利用には大規模な改修が必要であり、多くの方にとっては解体を前提としたご検討が現実的かもしれません。

また、土地全体に複数の大木が根を張っており、これが魅力である反面、伐採や整地には相応の費用と手間がかかる点もご留意ください。

さらに、本物件は市街化調整区域に位置しており、一般的には建築が制限されます。ただし、本地は「既存集落（大久保地区）」に該当するため、特定の条件を満たすことで住宅の再建築が可能です。具体的な建築可否については、宮崎市の建築指導課等への事前確認が必要となります。

このように、いわゆる“誰でもすぐ住める物件”ではありませんが、捉え方によっては魅力的な一歩目となる物件です。たとえば——

自然に囲まれた静かな拠点を持ちたい方

DIYやセルフリノベーションに挑戦したい方

解体後、新築で自分らしい住まいを検討されている方

投資的視点での土地再活用を考えている方

そんな方々にとっては、費用を抑えてスタートできる可能性がある土地と言えるでしょう。

周辺は緑豊かで、大久保小学校も徒歩圏内。住宅地というよりは集落的な静けさの中にあります。車での移動が前提にはなりますが、日々の生活に必要な施設は10〜15分圏内にあります。

誤解のないよう、まずは「現状をきちんと把握していただくこと」が大切です。ご希望の方には、現地確認のうえで、建築可否や活用方法のアドバイスも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。